物語

時は大正。
明治の気骨のジャーナリスト陸羯南に憧れる堂海栄吾は、 理想を抱いて日の出新聞社の門を叩く。
しかし、そこで堂海が見たものは、 「売れる新聞」であることを一義とし、
政党のタイコモチ的な存在と成り下がった新聞の姿であった。
堂海は、創社精神を取り戻すべく立ち上がる。
最初は孤軍奮闘を強いられた戦いも、 下層労働者に深く関わる変り種記者・村嶋帰一や、
女性記者・高村紅子などを味方に得て前へ進みだす。
上からの圧迫、発行停止処分など、
言論の自由を脅かす社会的制裁に負けず堂海たちは、
真の報道の意味とはなにかを求め、戦いはじめる。